私たちの心の中には、目に見えない、そして言葉にもならない、人との繋がりが存在しています。
それはほとんど無意識なのに、心というものの背景の多くを占めているようです。

その繋がりが突如壊され、形のあるものへと置き換わって行くことほど哀しく醜いことはありません。

せめて、失った繋がりの空間を埋めるものは、形あるものではなく、音楽という目に見えない芸術であって欲しい。
祈りをこめて、日々音を紡ぎます。

皆さん、こんにちは!エクアドルでのプロオケとの共演を終え、無事に帰国しています。
この演奏会、私の音楽人生で一番と言っても過言ではないくらい勉強になりました。

タイトなスケジュールの中での、本当にハードな本番でしたが、プロの音楽家達が自分の音楽を支持してどんどん演奏に応え、変化してくれるプロセスは、ありがたく、嬉しく、最高の経験でした。

リハーサルでも本番でも、ふと目が合うと優しく微笑んでうなづいてくれたチェリスト、ビオリスト、コントラバスの面々、私との本番が終わった後の休憩中、次の出番まで私と演奏した協奏曲の三楽章を控室で反芻して弾く団員達の音、全て一生忘れることのない宝物です。

オケのメンバーにはアルメニア、ロシア、ウクライナ、カナダ、もちろんエクアドル、様々な国籍の音楽家が集まっていました。演奏後、「オケを見事にコントロールしたね!」とはアルメニア人のビオラトップの言葉。「また絶対戻って来て一緒にやろうね!僕は君の音楽が大好きだ。」とはカナダ人チェリストの言葉。「あなたと共演出来たことは、私達にとって本当に素晴らしい経験になった。」とはセカンドヴァイオリントップの言葉。ファーストヴァイオリンの面々は全員私とツーショットを撮り、アルメニア人のコンサートマスターはギューッと抱きしめてくれました。
これもアルメニア人の指揮者は、「緊張で心臓が蚊(コラソン デ モスキート)みたい」と表現した私に、本番後「コラソン デ モスキート、君を生涯忘れない」と抱きしめました。いや、名前で覚えてろよ。と内心ツッコミながらも、嬉しかったです(笑)。

ハードでハードで、死にそう!とも思いましたが、音楽って本当に素晴らしい。大好き。あらためてそう思えるコンサートでした。

彼らの演奏中の、私への温かな笑顔と、彼らのおかげで磨かれた私の音。これからの人生、この二つを手放さずに進みたいです。IMG_2774

緑のドレスが私です。

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アルメニア人指揮者 ダビッドと。

12日土曜日の葉山芸術祭と20日、ミエザホールでのオール ピアソラ ライブを終えて、静かなH2O2ロスを味わっています。そんな気持ちを慰めるように、窓の外では静かな雨が降っています。
H2O2は下は7歳、上は70代という3世代混合バンドでしたが、個性の全く異なる4人がうまくその中間点で均衡点を見出して行っただけではなく、世代を超えて互いを人間として認め合い、それぞれの良さを引き出し合えたという点で、未来的なバンドであったと感じています。
バンドという形式が、また良かったです。技術やキャリア、楽器による序列が純粋な音楽表現を歪めがちな日本のクラシックアンサンブルを、多少なりとも苦々しく感じている大人3人と、まだそんなしきたりを何も知らない子供とで、対等な立場の中でピアソラの伝えたい事をどう音にするかだけを、ピュアに考えることが出来ました。
音楽とは、究極のコミュニケーションなので、歪んだコミュニケーションが良い音楽を生み出せるはずもない。という考えから、こうして演者同士を尊重し合う関係は、クラシックのアンサンブルでも普段から私が大切にしている姿勢ではありますが、今回、他のメンバー達も遠慮なく、何の疑念も無く、自発的にそう思えたことが、大きな収穫だと思いました。

ライブでは、ピアソラの生き様をお話しながら、作品と重ねて行きました。お話の中から、一つでもお客さまの琴線に触れるものが有り、少しでも深い内面に音楽を届けたいという願いからです。
ジャズ、タンゴ、そしてクラシックから、再びタンゴの新境地を自ら切り開くまでの変遷。
ニューヨークでの思春期までの音楽生活から、母国に戻ったら異邦人であったための、摩擦や葛藤。
イタリア系移民であるという自分自身のアイデンティティや、アルゼンチンの恐怖政治下においての、人間性への問いかけ。
一見移り変わっているように見えて、ピアソラが人々の身近な生活風景や、声をあげない人々の背中から立ち昇る誇りを愛し、技巧や過度な自己表現に傾くこと無く、血肉から離れない絶妙のバランスで、適度な長さの音楽に織り込んで行った姿勢は、一貫していました。
ピアソラの視線の先にあるものを感じた上で、その音楽を聴くことで、リベルタンゴやアディオス ノニノのような馴染みのピアソラ作品も、お客さま方の心に、また違った響き方をしたようでした。

音楽は、お客さまとのコミュニケーションの場であるライブで、お客さまと呼吸や鼓動のシンクロをすることで、はじめて一つの完成体になります。お客さま方のおかげで、H2O2全員にとって、ピアソラライブは素晴らしい体験となりました。

本当にありがとうございました。

早いもので、いよいよゴールデンウィークに突入しましたが、お元気でお過ごしでしょうか?新しい環境や生活が始まる時期でもあり、皆さまも色々と奮闘なさった春ではなかったでしょうか。
前回のシベリウスのコンサート以来、長いご無沙汰となりましたが、皆さんの顔を思い浮かべながら、再会を楽しみに、私も練習に励んでおりました。

さて毎回、演者本人達が大いに楽しみにしているオール•ピアソラライブですが、今回のメンバーは、H2O2カルテット。メインメンバーの橋口&萩生(H2)に加え、フルートに大岩元先生(慶応義塾大学名誉教授)、ヴァイオリンとピアニカに大久保琉成君(小2の息子)のO2を迎え、まるで三世代混合のようなホッコリしたカルテットが出来上がりました。
4月に入ってからのリハーサルで大いに感激したのは、共演者の三人から沢山のエネルギーを頂いたこと。私自身、手首の繊維軟骨を損傷し、大変困難な時期だっただけに、音で一体になり、ある意味では個を消して融合することが、これほどに力づけられるコミュニケーションであったかと、メンバーとピアソラの音楽に、ただただ感謝です。
音楽の華、表現方法は年代や個性によって様々ですが、全員の持ち味を尊重しながら、ピアソラの世界観を表現して行く作業は、人間の人生について思いを馳せたくなるような、温かな作業です。新曲も織り交ぜ、ピアソラが街の人々から見出した気高さや哀愁、したたかで力強い生き様を、以前より掘り下げて表現出来ると感じています。
O2のメンバーが参加する楽曲は16曲中、6曲です。奥ゆかしくも美しい大岩先生の音楽と、元気溌剌、少年のリアリティ満載の琉成君の音楽も、皆さんを間違いなく力づけてくれると思っています。
人間がただ、ありのままに生きる事が難しい世の中になっている気がしますが、人間本来の無垢で美しい情感〜ピアソラの音楽〜を堪能して、頭脳の労働や進み続ける時間を、忘れるひと時を過ごして頂ければ幸いです。
メンバー一同、心からお待ちしています!


長くなりますが、続けて少しご案内させて下さい。

•上記H2O2メンバーで、葉山の芸術祭でもピアソラを演奏します。5月12日(雨天は13日)に、葉山の森山神社で14:00〜、投げ銭ライブを行います。
私の強い希望に萩生君が奔走して下さり、完全アウトドアでのライブが実現しました。お時間のある方は、ぜひ遊びにいらして下さい!

•私の阿佐ヶ谷時代の呑み友、漫画家のあびゅうきょさんが、電子書籍を発売されることになり、そのPVに私と水月さんが演奏を提供しました。曲目はG線上のアリアで、録音はミエザホールで行いました。
下記YouTubeで見れますので、良かったらご覧になってください。

https://m.youtube.com/watch?v=yBx3bsSd1Sw

大変長文になり、お邪魔いたしました。皆さまとの再会を、心から楽しみにしております。


橋口瑞恵

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☆タイトル
魂への郷愁~ピアソラの鼓動と息づかい

☆サブタイトル
老若男女「H2O2カルテット」による、オール・ピアソラライブ!

☆演奏 
Vl.橋口瑞恵 Pf.萩生哲郎 Fl.大岩元 Vl.大久保琉成

☆日時
2018年 5月20日(日)
開場 15:30 開演 16:00

☆前売 3500円 当日 4000円

☆於 ミエザホール

☆プログラム
・Zum
・Nuevo Mundo
・Extasis
・Te Quiero Tango
・Oblibion
・Fracanapa
・Liber Tango
・Milonga del Angel
・Made in USA
・La Calle 92
・Se Termino
・Milonga en Re
・Revirado
・Presentania
・Escualo
・Adios Nonino

☆インフォメーション
・5/12(土)14:00頃~「オール・ピアソラライブ in 森山神社」H2O2カルテット 於森山神社(葉山町一色2165)投げ銭方式、雨天の場合13日(日)に順延
・7/21(土)14:00・15:30開演「大人1000円、子供無料 ミニライブ」橋口瑞恵 鈴木めぐみ、於ミエザホール
・10/21(日)16:00開演 橋口瑞恵ヴァイオリン教室発表会(無料)、於ミエザホール
・12/8(土)16:00開演「シベリウス ヴァイオリン・コンチェルト」 橋口瑞恵 水月恵美子、於ミエザホール

一昨日の大雪は、降る前はドキドキ、降っている最中は子供と大はしゃぎ、その後には雪かきと、屋上でのカマクラづくり。と、結果的には楽しいイベントとして終わりました。

さて、今回今までとは毛色の違う、面白い仕事が舞い込みました。漫画家のあびゅうきょさんが、これまで出版されて来た漫画の、電子書籍を作ることになり、インターネット上でのPR映像を作ることになりました。
監修はボーちゃんこと映画監督の大崎章さん、監督はまだお会いしたことがありませんが、新進気鋭の小池巧さんです。
あびゅうきょさんとボーちゃんは、私が阿佐ヶ谷に住んでいた頃の、呑み友です(笑)。
あびゅうきょさんの漫画の「絶望線上のアリア」(凄いタイトルですよね)が、当時私を題材にした作品だったためでしょうか?今回のPR映像の、BGM演奏を依頼されました。
録音はミエザホールで2月2日に行います。ピアノは水月恵美子さんにお願いしました。
呑み友3名が同時に顔を合わすことは、とても久しぶりです。懐かしさと楽しみと興味と、色々織り混ざった気持ちで、その日を待っています。

昨年クリスマス頃から始まった万歩計ライフ、なかなか充実しています。1万歩を超えると、伊能忠敬さんが褒めてくれるのと、スケールの大きさに対して、アリの歩みのように少しずつですが、地図を作成していることに、単純な私はやり甲斐を感じてしまいます。
小一時間で行って帰って来れるルートを試し尽くし、せっかく歩くのだから、景色や色んな住宅をじっくり見て。という段階を過ぎて、コンサートのプログラムを行き帰りで暗譜する。ということを始めました。
朝いきなり楽器を手にして練習し始めるのと、気持ちの良い歩みの中で、ひとしきり頭の中で歌ってから練習をはじめるのとでは、何か違う結果が生まれるかもしれない。と、少し期待しています。
少なくとも、寝ている間に夢の中でエンドレスで音楽を鳴らす(というか鳴ってしまう)のが暗譜法だったものに比べると、心理的ストレスは格段に減りそうです。
今日面白かったのは、シューマンを鳴らしている間、辺りに注意を払うことはなく、終始自分の世界に没頭していたのに、シベリウスを鳴らし始めたとたん、やたらと空やら木々に目を走らせるようになったこと。
音には、言葉以上に無意識をコントロールする力があるように感じました。

昨年暮れから始めたことがあります。
家族揃って夕食をとる際、その日の出来事の中から「あらためたいこと」と「自分を褒めたいこと」をそれぞれ一つずつ話します。内容は、どんな小さなことでもかまわないのですが、必ず自分自身のことを話すこと。
我が家の事情を少し明かしますと、コアラ君は私に似てめちゃくちゃ口が立ちます。「まるでお母ちゃんが2人居るみたい(地獄ですな!)」とパパが言うほどですが、パパは会話の中で、小学1年の息子に存在感を消されるほど口下手で、口数が少なく、受け応えもタイムラグが有りがちで、その事が家族の揉め事に発展したことが、過去に何度もありました。
「パパに話しをしてもらおう。」
という目的が一つ。それと、もともと私自身が少し前から、その日してしまったことで、次から改めたいことと、今日自分を褒めたいことを、毎日メモするようになったのですが、たったそれだけでずいぶん、前向きな気分に変わって来たので、家族にも試してもらいたい。と思ったことが、もう一つの理由です。
この習慣が始まって3週間程でしょうか。毎回一番ワクワクと楽しみに話題を沢山用意しているのは、コアラ君。パパはまだそれぞれ一つだけ。そしてそれを長い文章にはつなげられませんが、自分の感じたことを口にするようになりました。
日頃パパと共に行動することの少ない私とコアラ君にも、仕事の日のパパの日常が家族に垣間見えはじめたことは、一つの収穫です。
家族という形もまた、一人一人の努力で成長して行けるのだ。ということを、日々学んでいます。
未熟だけど、頑張ります!

昨年のクリスマス、小学1年生の息子(コアさん)のサンタさんへのお願いは、ゲームポケット万歩でした。
伊能忠敬の弟子となって歩き、歩いた歩数と歩幅で距離を実測し、日本沿岸を歩きながら日本地図を作成して行く。という設定のゲーム形式の万歩計です。
水泳は育成コースで週4回、毎回1キロ以上泳ぎ、自転車やローラーブレードも大好きだけど、歩くのは大嫌い。というコアさんでしたが、ゲームポケット万歩が届いて以来、毎日必ず1万歩以上、張り切って元気に歩いています。
なんだか面白そうだなぁ、と、羨ましくなった親達も結局購入し、家族全員で持ち歩いています。
しかし仕事柄、腕は振るけど脚はあまり動かさない(笑)私は、夫と息子に大きく引き離されてしまいました。そこで、朝に少し散歩してみることにしました。
初めての散歩は、自転車で行き慣れた農協。コアさんを自転車の後部座席に乗せて幼稚園に通っていた3年間、帰りに時々立ち寄っていた場所です。当時は10時ころ、お客さんの少ない店を訪れていました。今回は、開店ちょうどの9時頃店に到着したのですが、店に近づきながら、今まで見たことのない光景だな。と思いました。
自転車置場は自転車でいっぱい。店に入ると、広くはない店内に、30名ほどの高齢のお客さん達で溢れかえり、持つカゴは皆山積みです。
そうですよね。昨年末から、スーパーでは驚くほど野菜が高いです。旬の冬野菜が、いつもの3倍程の値段に感じます。その点、農協の野菜は、種類は限られるにしろ、スーパーの半額程です。農協、大人気なわけですよね。
私もほうれん草と椎茸、紫大根を買って、自分のカゴを片付けながら、野菜を新聞でくるむのに手間取っている隣のおばあちゃんのカゴもついでにお片づけ。
「あら!ゴメンね!ありがとね!」
と、おばあちゃん。
「いいえ!」
と、バイバイしながら私。農協に行くと、誰かしら知らないおばあちゃんとの小さな会話が有り、私はそれも楽しみです。

帰りは農協の裏の畑を散歩して、遠回りしながら帰りました。
その道すがら、野菜が高くて食べられなくなると、節約せざるを得ない若い人やお年寄りほど野菜が食べられなくなり、安いカップ麺などに走るってしまうのではないか。そうなれば体調を崩す人が増え、気の毒な上に国の医療費も増大するという悪循環になるのではないかな。
これほど、野菜の値段が変動し過ぎないように、なんとかコントロールして欲しいものだなぁ。と、思わずつぶやきました。

この一年以上、投稿をサボり続けた橋口ですが、唯一、ホームページ上で更新し続けたことがありました。
「公演ラインナップ」です。
公演のみではなく、時間貸などのリハーサル利用も含めて、ホールの利用状況が分かるミニカレンダーなのですが…
過去の使用状況も残して公開したいと思って過去データをある程度残していたことが、大変良くなかったようです。
実は、このミニカレンダーはスクロールして、表示されているよりはるか先の情報まで見れるのですが、スクロールバーの存在感が薄いせいか、スクロール出来ることに誰一人としてお気付きにならないことが、ホール利用者の皆さまや、友人からのお言葉で、最近分かりました(汗)。
「公演ラインナップが、7月から更新されてないから、このところ使われてないのかと、心配していました。」と、多くの誤解とご心配をおかけし(土下座)、そろそろスクロール出来ることをきちんと何処かで説明せねば。と考えました。

一方、全く更新されていない干物状態のブログを、初めてホールをお使い下さるお客さま達が、「どんな場所なのかしら」と優しくも忍耐強く、ホールの生い立ちに至る過去まで遡って読んで下さっていることも知り、反省とともに、「公演ラインナップ」はスクロール出来るということを、ここでお知らせしてみようと思いついた次第です。
今年に入り、昨年分はほぼ削除しましたが、ぜひ一度、スクロールしてみてください!

IT縄文人の管理人より。

明けましておめでとうございます。
今年が皆さまにとって、良い年になりますように。

昨年は私にとって、音楽活動の上で、様々なチャレンジの年でした。しかし、チャレンジが大好き!そう思っていた自分に変化が現れたのは、年も終わりに近付いた11月頃からでした。これからは何か、ゆったりと心を広げて第6感で世界を感じ、そのエッセンスを音楽に染み込ませて行くことを充実させる。そうすることが、これからは自分にとって自然なのだと思うようになりました。
今回は、そんな心境の変化を受けてのシューマンとシベリウスのコンサートとなります。
どこまでも自らの内面を掘り下げ、埋まっている言葉の煌めきを磨き込んで音楽にはめ込んで行くシューマン。対象的に、自然や人々の息吹から目一杯のオーラを浴び、自身の精神で濾過して音楽に再放流するシベリウス。アプローチは異なれど、どちらも素晴らしい作品です。人はそれぞれに異なる方法で、異なる答えを導き、それぞれに素晴らしい昇華をさせる。「だから私たちの人生だって!」と、きっといらして頂いたお客さま方に、勇気とあたたかさをお届けできるコンサートになると思います。
知らない曲名が並んでいると思います。(実は私も2ヶ月前まで知りませんでした!)けれど、描いている世界観が明瞭で、お話の世界に引き込まれるような分かり易さがあります。私は、弾いてみた最初から、心を鷲掴みにされました。皆さんも是非、ひるむことなく(笑)聴きにいらしてください。

ところでわが家には大晦日に、はるばるイタリアからのお客さんがありました。ミラノやクレモナ、ノヴァーラなどで合わせて8回ほど本番を共にしてくれた、ピアニストのエンリコ・タンシーニ氏が、プライベートで遊びに来てくれたのです。実に9年ぶりの再会でしたが、美味しい食事の後に、心の赴くままに、ホールで久々の共演をしました。
イタリア人であるエンリコの表現方法は、日本のそれとは全く異なり、自分達が無意識に狭く絞り込んでいた表現に気付かされたりして、刺激的で、沢山の発見がある楽しい共演でした。
エンリコの方も「瑞恵のような奏者と演奏する幸せに、あれ以来まだ遭遇していない。瑞恵と演奏することがどんなに幸せなことか、家族に話しても、それは本当には理解されないんだ。僕はまた君と演奏したい。またイタリアに来て、一緒にコンサートをして欲しい。」と、熱く語ってくれました。本当にありがたい言葉でした。
次回、もしエンリコが今回のように、あまりにも年の瀬の訪日でなければ、是非皆さんにもご案内して、コンサートを開きたいです。
ご報告したい事が色々で、長くなってしまいました。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。そして、今年最初の演奏会に、ぜひぜひ!お越しください!
風邪が流行っていますので、お体にお気をつけてお過ごしください。

ミエザホール 橋口瑞恵


以下、コンサート概要
☆タイトル
シューマンとシベリウスの世界

☆サブタイトル
〜内から?外から?心をみつめて音を紡いだ二人の作曲家〜

Vl. 橋口瑞恵 Pf.水月恵美子

☆於 ミエザホール

☆日時

2018年 2月4日(日)
開場 15:30 開演 16:00

☆チケット
前売 3500円 当日 4000円

ご予約は、ミエザホール042-366-6316までどうぞ!

☆プログラム

第一部
シューマン作曲
・ヴァイオリン ソナタ 第1番 Op.105

第二部
シベリウス作曲
・思い出 Op.79-1
・ユーモレスク 第4番 Op.89-2
・ロマンス Op.78-2
・牧歌的なダンス Op.79-5
・セレナーデ Op.79-4
・ノクターン Op.51-3
・ユーモレスク 第3番 Op.89-1
・子守歌 Op.79-6
・テンポ ディ メヌエット Op.79-2
・キャラクタリスティックなダンス Op.79-3