» 2013 » 11月のブログ記事

意外だわ。ハッシーが株にねぇ。と、思いましたか?
(笑)いえいえ、そんな知恵も度胸はありません。野菜のカブにはまっているのです。蕪はこれまで、漬物やスープの具として使うばかりだったのですが、コアラ君が1年前に1度スープと漬物で口にしたきり、ガンとして蕪を食べないので、食卓から遠ざかっていました。
ところが先日スーパーで「よろぎ野」という茨城県の有機野菜の調理試食販売があり、店員さんにすすめられて蕪とキノコの甘みの強い炒め物を試食したコアラ君、「おいしい!これ買って!」と目を丸くして蕪と葉つき人参をリクエスト。さっそく昼食にシイタケと皮付きの蕪、それに蕪の葉を炒めて甘めに味付けし、最後に片栗粉でとろみをつけて食べてみると美味しいし、コアラ君も大満足。これまで絶対口にしようとしなかった蕪をガンガン食べています。
苦手を克服したのを見て、母ちゃんは調子に乗り、蕪を使った他の味や具材の炒め物にもチャレンジ。水炊きにまで登場させてしまいました。茹でられて、ようやく柔らかくなりかけたくらいの蕪をポン酢でいただくのもまた、なかなか美味しかったです。多摩川の近くに「大東京卸売市場」という市場があり、コアラ君と二人でサイクリングに行った帰りに寄った際も、薄紫色の「あやめ蕪」を発見。買わずにはいられず(笑)、このところかなり蕪三昧です。蕪って本当に美味しいし、美しい野菜ですね。
ところでこのところの沈黙は、来年の来たる現代音楽(バルトーク、イザイ、メシアンなど)プログラムに向けて、読むべき膨大な文献があり、空いている時間はほぼ読書に費やしているからなのです。読み始めて二週間ほどですが、まだまだ、20分の1も終わっていません。読むことによって、いろいろと考えさせられています。音楽への感じ方も変化しています。元気ですが、少し口が重くなっています。

昨日はコアラ君の水泳、幼児クラスの体験日でした。20日に3歳になるコアラ君は母ちゃんと一緒にプールに入れるベビークラスを卒業しなくてはならず、来月から子供たちと先生だけの教室に移らなければなりません。その体験でした。
プールサイドでコアラ君を先生に渡すと、保育園に預けても、幼稚園で引き離されても、まったく泣かないコアラ君が珍しく号泣し始めました。さすがに、水に一人で入るのは心細かったのでしょう。「教室」という慣れない雰囲気にも圧倒されているようでした。
プール上方のギャラリー席でこっそり見ていると、コアラ君は目ざとく母ちゃんを見つけ、指さしながら泣き叫んでいます。声は聞こえませんが、その口は確かに「かあちゃ~ん!」と連呼しております。体験時間は1時間。果たしてどうなるのか、見守っていました。15分経過。コアラ君はプールの中で先生にしがみつきながら、相変わらず号泣。さらに5分。泣きながらも体の力が抜けてきて、少し自然な抱っこに。さらに10分。時々思い出したように泣きながら、亀の子おんぶで先生にぶら下がっています。優しい5歳くらいのお兄ちゃんがトントンと彼の肩を叩き、「大丈夫だよ。」と声をかけてくれた模様。
次の20分。リラックスして先生に抱かれ、先生とおしゃべりしながらお兄ちゃん達の練習を眺める余裕が出てきました。最後の10分。先生に手をひかれて水の中を歩き、蹴伸びをして潜った水の中を移動。そして、深い所でプールの底を蹴って水面に上がってくるのも、ごく自然に実演!いやぁ、頑張りました。泣いている時もパニックを起こすことなく、彼なりに自分の心と闘っていました。「泣いている」は「逃げたい、状況に負けている」のではなく、「泣きながらでも頑張る」のが子供の凄い力なのでしょうか。
プールから上がったコアラ君を「凄かったね。頑張ったね!最後は潜ってたじゃん。凄かった。カッコ良かったね!泣いてても頑張ってたね、それもカッコ良かったよ!」と小一時間も褒め続けました。コアラ君ははじめ、「アップ、ずっと泣いてたよ。」と言っていましたが、私に褒められると「おや?そうなの?」という表情になり、やがて少し得意そうに「アップ、お母さんにあいたかったのよ。お母さんはアップにあいたかった?」「アップのこと、ずっと見てたの?」「プールの人と電車の話した。おうちにサンライズあるよ。新幹線も。スペーシアもあるよ。の、言ったの。」「プールの人、オシッコ?の聞いたから、アップ、ない!の言ったの。」と、自分の体験をどんどん話します。最後に満足そうに「アップ、お兄ちゃんになったの。」と言い、夜寝る前には「プール、楽しかった。」と呟いて眠りに落ちました。
たった1時間、しかし彼にとっては永遠にも思えた1時間。その時間で子供は驚くほど沢山の葛藤を経験をして、感じ、考え、変わります。そんなコアラ君を見て、親は子供の成長を通して、自分が知らなかった世界にどんどん入って行ったり、目を開かされる、貴重な機会をもらっているのだな。と、思いました。心の成長は、何よりもダイナミック!

このところ、コアラ君との生活がやけに順調で楽です。そのせいで気持ちにゆとりが出来て、コアラ君を妊娠した時以来、まったく体が受け付けなくてっていたイザイとバルトークの無伴奏ソナタの練習を開始しました。実に4年ぶりくらいで、気持ちが現代音楽に向かえる状態になったのです。現代音楽を演奏できなくなった理由として、音楽家仲間には「日々が混沌に満ちているから、音楽にはひたすら調和を求めている。」と話していたのですが、そういう自分の精神状態に終止符を打てたことは、私としては近年で一番の偉業です。
ところで具体的にコアラ君との生活がなぜこうも順調なのか、今朝じっくり考えてみて分かったことは、彼の「なんで?」攻撃が無くなったことに加え、コアラ君が発する言葉と彼の気持ちがきちんと連動してきたことで、私とのコミュニケーションが非常に円滑になったことが原因なようだと気づきました。
11月に入るまで、ここ数か月、朝から晩まで「なんで?なんで?」と質問攻めにあい、一生懸命噛み砕いて説明した挙句にまた「なんで?」と振り出しに戻ったり、哲学にまで発展しかねない、私には到底答えることの出来ない根源的なことを「なんで?なんで?」と問い詰められたりすることを大変苦痛に感じていました。一日中質問攻めにあい、同じことを何度も何度も丁寧に説明することに疲れ果て、いつも明るく楽しく優しくいられるほど出来た母ちゃんではないことに、自己嫌悪を感じることも度々でした。
しかし、気が付けば「なんで?」は突然どこかに消えてしまい、後に残ったのは突然会話のキャッチボールが上手になった、優しく聞き分けの良いコアラ君。今思えば、「なんで?」と聞くことによって私から言葉を引き出し、会話の仕方、物事の伝え方を学んでいたのかもしれませんね。質問攻めは決して無駄ではなかったようです。以前は原色のような感情表現だったのですが、ここ一週間ほどでずいぶん、言葉を使って中間色の感情表現をするようになってきました。そのせいか、彼自身の気持ちもとても落ち着いています。
気持ちがきちんと伝わることは、それだけで人間関係に秩序と平和をもたらしてくれます。私としてはようやく、日常生活を取り戻し始めたような感覚です。

13年間使ってきた炊飯器を買い換えました。リタイアした炊飯器ですが、機械はまったく壊れておらず、問題は内釜のテフロン加工がはがれ始めたことだけ。さすがに定期的にテフロンを胃袋に入れるのは気が進まないので、仕方なく買い換えることにしました。古釜が、長年の使用にもかかわらず、内釜以外何も壊れなかったことに信頼を寄せ、機能も使い慣れていることから、新釜も同じメーカーで三菱の「炭炊釜」の5.5合炊き、ホワイトにしました。今時は、炊飯器も直方体のがあるのですね~。確かに、置いてみると円筒形よりずっと台所の片隅に馴染みます。ネット購入だったので、届いたのは夕食後。実際の炊く実力を確認するのは明日になりますが、まずオシャレなスタイルは気に入りました。そして早炊きも20分から25分と、相変わらず早い(リタイア君も早かった!)。説明書を読むと、コアラ君が最近めでたくもない日にしょっちゅう食べている赤飯も手軽に炊けるようで、うまく炊ければ赤飯代も浮きそうです(笑)。
こちらに引っ越して来た際、12年使っていた冷蔵庫も買い換えました。今一番古い家電はアイロンと電子オーブンレンジで、15歳。ハッシーはかなり物持ちの良い人間です。例えば、持っている服で一番古いものは、母から譲り受けたポンチョで御年37歳。今頃の時期には重宝しています。
皆さんは何かを買い換える時、ワクワク感と共に、古い物がもういらなくなってしまうことへの寂しさって少し無いですか?昔の自分のいろんな時代や生活を見守ってくれた物を手放すのは、古い自分と少しづつ決別して行くよう。少しだけ勇気がいります。
私はリタイアした炊飯器、しばらく処分できそうもありません。新釜が運ばれてきた段ボールに入れて、しばらくは同居を続けるつもりです。

変更のご案内です。申し訳ありませんが、先日「次にお会いするのは1月」と、ブログの末尾でご案内しましたが、諸事情によりこの公演を初夏あたりへと延期することになりました。来年のハッシーの演奏開始時期が変更になります。来年の初演日程が確定しましたら、またこのブログでお知らせいたします!

今回は、お客さんが凄かったです。凄かったというのは、皆さんが前のめりに、あるいは腕組みをして時々唸るのが聞こえるような聴き方をしていらっしゃったこと。拍手の際には、ほぼ椅子の上で飛び跳ねている状態で力いっぱい拍手を送って下さる方々も!皆さん、目を星のように輝かせ、満面の笑顔で。こちらも一生懸命に音楽を伝えさせていただきましたが、お客さまもまた、もの凄く気持ちを伝えてくださいました。音楽の力も凄いけど、人の心からの笑顔の力も凄い。と、本番中に思いました(笑)。近いこと、演者、聴き手の区別なく一体になれることは、ミエザホールの良さでもあります。おかげさまで本当に楽しく、デュオもトリオも力いっぱい演奏できました。ありがとうございました!
何か、この演奏会を出会いと再会を喜び合い、新たなより充実した関係をスタートさせる場に出来た。それも、演奏を通して一人とではなく、いらしてくださった色々な方々と。そんな実感を持つことが出来た本番でした。
赤坂のホテルから、フランス人のマヨさんたちは、自力で電車を乗り継いで、分倍河原駅までいらして下さいました。まずそのことにビックリ。さすが。そうですよね、世界中を年中移動しながら仕事なさっているんだから、東京の電車くらい、平気なんですね。私なんていまだにうまく乗れないのですが。
終演後、マヨさんは大興奮で「楽しかった!君は本当にアーティストなんだね。音楽は大胆で、繊細で、計算されていて、でもとても自然で、あったかくて、スリリングだ!本当に素晴らしい演奏をありがとう。トリオも、とてもいいアンサンブル。バランスが凄くいいし、解釈も素晴らしかった。」と、ギュウギュウ抱きしめてくださいました。その後の夕食ではさらにご機嫌で、息子さんも含め、彼ら自身の生活の事、忙しすぎる仕事の事、家族の事、将来の夢を語り合い、「東京最後の夜をこんな風に過ごせて、本当にラッキー。最後の夜っていうのは、特別なものだからね。やっぱり仕事ではなく、友達と過ごしたい。次に来る時はもう少しプライベートな時間もとれるようにスケジュールを組んで、また君のところに遊びに来たい。この街もすごく好きだよ。こんな風に計画してくれて、本当にありがとう。」とおっしゃっていました。別れ際には「東京にベストフレンドが出来たと思ってもいいかい?」と照れながら、でもとても嬉しそうに、ほっぺたにキスしてくださいました。ベストフレンドだなんて、光栄の至り!こちらこそ、お願いしたいです。とってもとっても、嬉しかったです!
そうそう。今回のコンサートには、マヨさんのおすすめで、弦楽雑誌「サラサーテ」の社長さんもいらしてくださいました。「大公」トリオの演奏後に彼の方を見ると、笑い出さんばかりの満面の笑顔で拍手をくださっていて、ホッといたしました。
さて、コンサートの前日からコアラ君が体調を崩し、前日の夜はあまり眠れなかったことと、昨日コアラ君はそのまま熱を出し(でも家族揃う日が他にしばらく無かったので、芋ほりはしました)、終わってしまったコンサートから少し意識が離れてしまい、音楽そのものに対しての文章ではなかったことをお許しください。
実は、本番が終わると、翌日はともかく、二日も経つと完全に演奏会で演奏した音楽は過去のこととなり、もう次の事しか考えられないたちなのです。これでもそうとう頑張ってご報告しているのです。でも、皆さんからいただいた、楽しい幸せな気持ちは、きちんと今も持続していますよ!
次にコンサートでお会いするのは来年の1月になると思います。来年は新しい、素晴らしい共演者たちが次々に皆さんの前に現れます。どうぞ楽しみになさっていてくださいね!

可愛いお土産年に何か月も自国を離れ、息子さんやアシスタントさんと世界各地を移動していらっしゃるSAVAREZのマヨさん。荷物だってできるだけ無駄を省きたいでしょうに、来日の際には毎回何か私のために、ご自分で選んだ、心のこもったお土産を持って来て下さいます。今回はパリ市内のモンマルトルにあるキャバレー、ムーランルージュのテーブルウェアである、とってもコケティッシュなコーヒーカップとソーサー、そして「これ、ミエザホールの雛形チラシの真ん中の透かし模様に似てるでしょう?僕はあれが好き。だからなんだ。これを。」と、蝶のペンダントを選んだ理由をお話し下さいました。

芋ほり今年最後のコンサートを終えたらしよう。とずっと思っていたこと。屋上で育てたサツマイモの収穫を今日、しました。初めて自分の手で力いっぱい蔓を引っ張り、土を探り、お芋が出てくる度に歓声をあげたコアラ君。山盛りのお芋さんにご満悦で、ラストはお芋に頬ずりまでしておりました。暑くて雨の降らなかった夏、サボらず、頑張って毎日「お芋さんにごはん。」と言ってはせっせと水やりに励んだコアラ君、今度は君がお芋さんに食べさせてもらう番だね。

せっかくなので、11月5日のコンサートを前に、ミエザホールでは初めてのクリスマスの飾りつけをしました。こちらをオープンした際に、お祝いの大きなお花をいけて下さった高橋由美さんが、玄関周りを素敵に飾り付けて下さいました。由美さんのアイデアでコアラ君と私は、シンボルツリーのオリーブの木に、真っ赤なリンゴとリボン、それに松ぼっくりを飾りつけさせてもらいました。左側の大きなクリスマスのオブジェと奥のリースは由美さんの力作。
飾りつけはとっても楽しかったです。左手の白く彩色した三つまたとポインセチア、それにリースは生命力が溢れ、オリーブの木は可愛い仕上がりになりました。道行く皆さんが「とっても可愛い」「ちょっとしたことで、こんなに素敵になるのねぇ。」「アイデアねぇ。」「早くいけないとポインセチアが枯れちゃうわよ」とか「これ、本当に実が成ってるの?」なんて声をかけて行かれました。
玄関とは違う色合いのリンゴと松ぼっくりを由美さんが置いて行って下さったので、自宅のウッドデッキにあるファットアルバートにも、一人でリンゴと松ぼっくりを飾りました。
ぜひ、見て行って下さいね。由美さん、本当にありがとうございました。

季節を先取り季節を先取り

昨日は午前中は生徒さんたちのレッスン、午後は九段下の弦楽器フェア、その後夜はトリオのリハーサルという、なかなかに怒涛の一日でした。弦楽器フェアでは、昨年、ホールの落成祝いとして私にご自身の作品であるヴァイオリン(イーハ・デ‣アライ)をご寄贈下さった荒井さんの新作と、阿佐ヶ谷在住時代に飲み友達だったフィリップ・クイケンさん(バロックヴァイオリンの巨匠、シギスバルト・クイケンさんの甥)の新作を試奏させて頂きました。両氏とも、いつもの個性のみならず、毎年新しいエッセンスを加えて作品を発表していらっしゃるので、色々と刺激を頂けます。職人さんと貴重な意見交換、情報交換も出来るし、年に一度のご挨拶も出来る、私にとってはそんな場です。試奏にいらっしゃっているお客さんは、演奏の技術レベルが年々上がって来ているように感じます。一方で、しゃにむに弾きまくる人は減っている傾向ですね。やはり、あの音環境で、新しい楽器でガンガン弾いていると、腰に来ますもんね。
フェアから戻ると20分ほどの空き時間にパンをむしゃむしゃ食べて、リハーサル前の夕食。こんな日は仕方ないですね。そして、リハーサル中にはこんな会話がありました。
「水月さん、横溝さん、私、みんな名前をアルファベットにするとMIZが含まれてるんですよね。」とハッシー。
「あ!本当だ。凄いですね。なかなかこんなに揃うこと無いですよね。」と横溝さん。
「しかもミエザにもMIZ入ってますしね。」と水月さん。
「私、実は心の中では勝手にこのトリオのこと、MIZトリオって呼んでるんです。」とハッシー。
すると間髪入れず「それいいですね!じゃあこれからはその名前で行きましょう!」と横溝さん。異存無しでニコニコとうなづいて下さる水月さん。
たった1分ほどの会話で、トリオの名前と、トリオ結成が決定いたしました(笑)!皆さんノリノリで、本当にありがたいです。トリオをやりはじめて、10年ほど一緒にやって来ている水月さんの、知らなかった新たな一面や魅力を見つけたりもしていて、本当に楽しいです。多少、音関係の綱引きも生じていて、それもまたそれぞれの立場や考え方が分かって興味深いです。新たな勉強の機会を頂きました。5日は、楽しみに聴きにいらしてくださいね!
さて、少し前のブログで触れましたコアラ君の入園テストは無事に11月1日に終わりまして、合格いたしました。落ちる子供は限りなく0に近いテストなので、準備段階でも合格発表を見に行く時も、まったく緊張の場面は無かったのですが、やはり小さいなりに一人でテストを乗り越えたコアラ君は「おにいちゃんになった。」と自信をつけたようですし、合格通知書の「合格」の文字は、親にとっては(笑)無条件に嬉しいものだと知りました。
このところ、イベント続きです。5日までもう少し、集中力を切らさないように頑張ります。皆さんも寒くなってきたので、体にお気をつけて!