» 2015 » 6月のブログ記事

関東も先日、ついに梅雨入りしましたが、保存食作りを趣味とする私にとっては忙しい季節の到来を意味します。
まず、一階のエントランス横のオリーブの木を軽く剪定しました。教室の生徒さん達からプレゼントして頂いた、ミエザホールのシンボルツリーです。元気一杯で、年に3回は剪定しているオリーブです。今まで剪定した枝葉は捨てていましたが、図書館で借りてきたオリーブの本で、オリーブ茶なるものがあることを知り、今回はこれを作ってみることに。
コアラ君と、いつもホールに素敵なお花をいけてくれているお友達の三人で、剪定した枝から葉っぱをプチプチと茶摘みしました。葉っぱの中には、珍しくて見つけると幸せを呼び込むという、ハート形の葉っぱがワンサと出てきましたよ。なんだかラッキーな木みたいです。摘んだ葉っぱはざっとお湯で茹でた後、カラカラになるまで天日干し。飲むときは煮出してから、私は冷蔵庫で冷やしてから飲みました。コクがありながら、スッキリした喉ごし。なんだかとても体に良さそうな味だったので調べてみると、糖尿病予防や血圧を下げる効果、抗酸化作用やコラーゲンの生成を助けるはたらきなど、色々と効能があるようです。好きな味なので、しばらく飲んでみたいと思います。
続いては、ラッキョウの甘酢漬けと梅干。エクアドルに住む両親が、向こうでの生活の癒しの一つとして、いつも楽しみに持ち帰る定番食品なので、絶やすわけにはいきません。梅は毎年、南高梅を予約して買っていますが、ハッシー梅はなかなか、お友達からの評判が良く、こちらも毎年どんなに忙しくても、梅雨になると頑張る恒例行事です。梅に色をつける赤ジソも、漬けなくてはですね!梅干作りのキャリアは実に17年になりました。
そして他の保存食と連動して、この時期再開するのが、ぬか漬け。ぬか漬けはやはり、私は夏野菜のものが好きです。ちょっとやそっとではヘタれない、元気な我家のぬか床は、もう13年ものです。

屋上では雨が降る度に、新しいネジバナの花芽がピュッと元気に伸びてきます。4月に植えたプチトマトは、うちの生ゴミ処理機から出来た土で育っているのですが、それがよほど性に合ったのか、2株で200個は実をつけています。実は今日、初めての収穫をしました。その旨味と甘味の凄かったこと!それでいて皮がちっとも固くない。アメーラトマトの皮を薄くしたような濃厚な味わいで、本当に驚きました。まさか家でこんな美味しいトマトが出来るとは!あまりの美味しさに、トマトが大好きなコアラ君は踊り狂っていました。今後、取れ過ぎたときは、トマトの水煮を保蔵食として作ることにトライして行こうかな。と思っています。
一雨ごとにビュンビュン伸びる、植えてないのに出てきたキュウリも、葉っぱが20cm程と巨大で、こちらも楽しみです。梅雨の時期、野菜や植物たちは、ずいぶん賑やかに活動しています。

昨日は9月の発表会に先がけて、教室の生徒さんたちの暗譜発表会をホールで行い、皆さん全力で頑張ってくれました。そして、今月一番大きなイベントである親子はねやすめのチャリティ・ライブとその公開リハーサルも、とうとう間近に迫って来ました。
梅雨にするべき私の保存食のお仕事は終わったので、心おきなく演奏会に向けて、最後の準備を重ねていきます。親子はねやすめのチャリティ・ライブは14時の会、17時の会とも席が残り少なくなっています。ご来場くださる方で、ご予約がまだのお客さま、お早めのご連絡をお待ちしています!

昨日は朝7時過ぎに家を出て、逗葉三田会の主催による葉山福祉文化会館での、午前開催のミニコンサートで演奏してきました。
私としては、ピアソラの世界観を伝えることに全身全霊を傾けた演奏でしたが、思わぬ出会いや、新たなお仕事の展開を呼び込む出会いが待ち受けていた、素晴らしい演奏経験となりました。
また、終演後の懇親会(ビュッフェランチ)では多くの先輩方から演奏への率直で熱い感想をいただきました。一見してキリギリスで、コアラ君と共に一生懸命ビュッフェをあさる私のような者に、素直にご自分の心が動いたことをお話くださる、(失礼ながら)ご年配の先輩方を、なんとピュアで心が柔らかく、お優しい方たちだろうと、内心驚きとありがたさで一杯でした。
その中で、私たちのピアソラの演奏に涙ぐんで下さった方達がいらしたというお話があり、あんまり嬉しくなってしまったので、そのまま帰宅する気にもなれず、懇親会の後は家族で葉山の磯に寄って、海の中の岩をピョンピョン飛び移り、ヴァイオリンのケースを背負ったまま小さな巻貝をせっせと採取。後で味噌汁の実にして食べたほどです。

話は変わりますが、最近私は趣味が出来ました。屋上の芝に生えてくる雑草を毎日むしっているうちに、その中にどうやら自分が抜きたくない可愛らしい連中が混じっていることに気がついたことが発端でした。
あえてガーデニングといいます。鳥や風が運んできた雑草の種の中に、けっこう可愛い花を咲かせるものがあるのです。名前のわからない花を辞典で調べ、その名前が分かるだけで味わえる不思議な満足感が病みつきになってしまいました。まだ名前を知らない草に蕾が現れると、開くまでワクワクして、朝5時に目を覚ました直後に屋上に飛び出して、咲いたかどうか様子を見に行きます。
これまでで一番大切にしているのは、松葉海蘭とネジバナ。駅前の緑の無さにウンザリしていた鳥達は、私の庭を憩いの場にしてくれているようです。星の王子さまの星とちょうど同じくらいの大きさであろうと勝手に推測している、富士山の見えるこの小さな庭が、最近音楽室の次に長い時間を過ごす場所になっています。

話を昨日の演奏会に戻すと、昨夜は寝る前にコアラ君から「お母ちゃん、今日、いい演奏したね。」と、ねぎらいの言葉をいただきました。「ありがとう」そして少し考えた後に、「いつか、母ちゃんのこの音楽の心、あなたにあげるからね。」と言うと、コアラ君は少し笑いながら「それはもう、もらってるよ。」と答えます。「え!そうなの?」と吹き出すと、「あのねぇ、心の方はもうもらってるんだけどねぇ。僕はまだ、お母ちゃんの歌をもらってないんだよぉ。」と意味深なことを言ってストンと眠りました。
確かに。音楽を敬う心と歌。出処は別々だなぁ。と納得。内面観察の得意なチビさんのコトバ、勉強になります。