» 2016 » 2月のブログ記事

皆さま、こんばんは!
二週間以上前から、右足首をひどく捻挫した様な痛みに悩まされ、治りかけたと思うと、事あるごとに痛みがぶり返すので、密かに心配していたのですが、実はそれは、最近にわかに練習し始めたピアノのペダルによる腱鞘炎だったということが昨夜発覚した、まぬけな管理人です(笑)。ヴァイオリンに関しては屈強な私ですが、その足首はずいぶんヘナチョコなのでした。

また、数度に分けて撮った写真をアップし、歌声まで皆さまに披露した息子のコアラ君も、近ごろはバルトークの「ミクロコスモス2巻」やレオポルド・モーツァルトの「ナンネルルのための音楽帳」などとは別に、自ら「ネコちゃん枠」なるものを設け、彼が短期で仕上げられるトンプソンのピアノ教本の1巻から一曲仕上げるごとに、年末に命拾いしたネコのチャンチャンに、優しく弾いてプレゼントしています。当のチャンチャンもトンプソンの演奏時のみ練習室を訪れて、毎回嬉しそうに、自分のための演奏と分かった上で、ピアノを演奏するコアラ君の隣でゴロゴロと喉を鳴らしながら、おとなしく私に抱かれています。
音楽は、物を所有できないネコにさえ心で所有され、音楽を贈った子供も、生涯それらの曲を愛するネコに捧げたことを覚えていられる、双方向の贈り物になるようです。種の壁すら軽々と乗り越えられる、音楽って、やっぱりいいなぁ!

ところで、そろそろミエザホールがオープンして、4回目の春が近づいています。管理人は近頃になって気付いた事があります。実際に演奏会や発表会で、ロングコースやショートコースのご利用をして下さったお客さまのリピート率は、なんと100%!
まだ1度しかご利用いただいていないお客さまからも、次回利用を見すえたお手紙やお話をいただいているので、100%と言っても嘘ではないかと、、。どのお客さまにも良い意味で音空間や環境に驚いて頂き、またキャパや価格の手ごろさもご好評頂いており、本当に嬉しい限りです。管理人の存在も、少しは世の中の役に立ってきた模様です。
ミエザホールは、これからもご利用いただくお客さまご自身のサロンでの会のような、あたたかな催しを全力でサポートさせて頂きます。今年からの動向が更に楽しみです。

見学のご希望、電話予約にて承っております。ぜひ一度、ホールに足をお運びください‼︎

寒暖の差が大きい今日この頃ですが、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?
毎年の事ではありますが、屋上のクロッカスが咲きはじめると、一気に春への期待感が膨らむ橋口です。
私の近況ですが、昨年暮にミエザホールの音響設備の導入でお世話になった友人が亡くなりました。音楽をこよなく愛する人で、初めて私の演奏を聴いて以来、熱烈な支持者でいて下さいました。敬虔なクリスチャンでもありましたので、イタリアで私が頂いたネウマ譜(グレゴリオ聖歌の1ページ)を、
「ハッシー、色々調べたんだけど、こんな歴史的にも貴重な物を、剥き出しで丸めて置いといちゃいけないよ。いたんじゃうから。僕に任せてくれない?」と、今の形に額装してくれ、それはホールのホワイエに飾られています。また、これもずいぶん昔になりますが、
「ハッシー、君も打合せや何かで使うと思う。君は人から芸術家らしく見られる格好とか全然しない。服装も髪型も、悪いけど無頓着でしょ。でも、そういうところで人を判断する人もいっぱいいるからね、せめて持っているペンが、オッ⁉︎この人は⁉︎ていうものだと良いかな。と思って。プレゼントさせて。」という面白い理由でカランダーシュの銀製のシャープペンシルをくださったり。
思い立ったら突然、車で四国まで遊びに行って、ついでに私の両親の家にヒョッコリ現れたりするような、飄々とした生き方をした、ちょっと変わった人でした。ほとんど演奏会でしかお会いしない友達だったのに、彼の死以来、心にポッカリ穴が開いたようでした。自分自身の残された時間と、その中で自分はどう生きたいのか、どんな音楽を目指したいのか、進むべき道を考えながらの、今回のコンサートへの準備期間でした。そしてそれなりにですが、何かが見えてきたと思います。
不思議なことに、その友人が亡くなる半年前から彼のことを頻繁に思い出すようになり、亡くなる直前の一週間は1日に何度も彼の顔が頭に浮かび、気にしていたのでした。だったら電話すれば良かった。と、はじめは悔やんでばかりでしたが、何かしらのメッセージだったとしたら、こうしてその意味を考えながら歩んでみよう。と、彼から贈られたシャープペンシルを形見に、自分の道を再び歩き始めた次第です。

さて今回は、時代を牽引したヴァイオリ二ストやビオリスト達が作曲した、無伴奏のプログラムです。と言うわけで、タイトルは「遊弦民」⁉︎
春の草花が、柔らかな土の中で蠢いて目覚める瞬間を、そのまま音にしてみたようなヒンデミット。
イザイがクライスラーに贈ったソナタの4番。クライスラーがイザイに贈ったレチタティーヴォとスケルツォ・カプリス。イザイとクライスラーは、互いに自分自身の困難の時に、友情をこめて相手に曲を贈りあいました。
そして、エルンストの編曲による「魔王」。この曲には私の個人的な、はちゃめちゃエピソードがありますが、そのお話は演奏会の時に!
後半はパガニーニの24のカプリスから10曲。パガニーニの曲には弾き手の生命エネルギーを放出や、湧出させるような力が有り、弾くたびに海を訪れた時のように元気を取り戻します。今回はパガニーニのそんな魅力を皆さんにお伝え出来るよう、頑張りたいと思っています。
多くのご予約メール、楽しみにお待ちしております!

では皆さま、どうぞお元気で。。。


橋口瑞恵


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遊弦民 〜四弦に人生を乗せた人々〜

2016年 3月19日 (土)

開場 18:00 開演 18:30
前売 3500円 当日 4000円

場所 ミエザホール


プログラム

ヒンデミット作曲
無伴奏ヴァイオリンソナタ Op. 31/2

イザイ作曲
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第4番 Op. 27 No.4

クライスラー作曲
レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6

エルンスト=シューベルト
魔王 Op.26

パガニーニ作曲
24のカプリスより、14番、20番、21番、6番、19番、1番、9番、13番、17番、24番