一昨日、オープニングコンサートを終えて、いよいよミエザホールがオープンしました。
ホールのパンフレットはオープン二日前に届き、その直前はパンフレットの修正やオープン準備の買い物。それに遠い過去のような気もしますが、その前には引越しの後片付けと、セキュリティーやらいろいろと入居後の手配や仕上げの工事で大忙しの日々を過ごしておりました。先月の27日にパソコンのネット環境がととのったにもかかわらず、更新する時間がまったく無く、申し訳ありませんでした。
こちらで生活し始めて面白かったのは、二日に1度ほどインターホンを鳴らし、ホールについて話を伺いたい。という方が誰かしら訪ねてこられたこと。予想もしなかった事態で、嬉しかったです。

さて、オープニングコンサート。

今までで一番ハードな本番でした。演奏会の一週間ほど前から分かってきたのは、今回のオープニングコンサートとは、「ホールのオープン」と「コンサート」を同時に私が担当するということ。実際的なオープンの準備と演奏会の音楽の準備は、精神的な開きがとても大きくて、バランスをとったり気持ちを切り替えて集中するのが、ちょっと大変でした。
しかし本番では、演奏者に徹するという姿勢で(いつもより演奏の合間のお話は出来ませんでした。ホールの管理者のモードに切り替わってしまいそうな気がしたので)、渾身の演奏が出来たと思います。お客様方のあたたかい笑顔、そしてどんどん活き活きと輝いてくる皆さんの表情、客席から沸きあがってくる熱気。それを感じてますます興に乗る私と水月さん。その循環が非常にスムーズで臨場感に溢れ、あらためて良い空間が作れたと実感しました。この近さ。しかし圧迫感の無い伸びやかな音。皆さんの表情からどんどん元気をいただける空間。
ああ、、好きだなぁ。建物だけではダメ。そこに奏者が入ってリハーサルしているだけではダメ。演奏を楽しむお客さまがやって来て、音楽が生きて循環するコミュニケーションとそのあたたかさ、楽しさがあってはじめて、ようやく音楽ホールは完成するのだと理解した瞬間でした。ミエザホールのオープンをコンサートで迎えたことは、大正解だったのです!
今回のコンサートで、70名ほどの満席で利用してみての音響や温度の管理は満足できるものでした。また、車椅子でご来場下さったお客様からは「音楽が大好きなのに、コンサートホールは意外にバリアフリーじゃないんです。だから車椅子になってからはずっと音楽会に出掛けられなかったけど、ここだったら来られます。また必ず、必ず来ます!本当に楽しかった!」と目を輝かせて言っていただきました。また、「このホールの音響だったら他の方のコンサートにも来たい。ご案内ください。」と皆さんからいただいたお花言って下さるお客さまや、「前から2列目にいたのに、目を閉じて聴いていると広い空間で音楽を聴いてるみたいで本当に気持ち良くて、たまに目を開くと、うわっ!意外に近い!って、ビックリするのが面白かった(笑)。」というコメントもありました。音響、演奏ともにご好評いただき、またご招待していた何名かのピアニストの皆さんは終演後に皆さん試奏してピアノも絶賛していただき、「もう予約出来ますか?人気のホールになりそうだから早く予約を入れないと。友人たちにも配りたいからパンフレットたくさんください!」と慌ててくださる方も居て、嬉しかったです。

さぁ、新たなスタートを切りました。これからです!!
あたたかい音楽の発信地となるべく、ミエザホールが動きはじめました。
まさにオープニングコンサートのサブタイトルどおり、産声とともに、根をおろしたのです。

最後に、皆さんからいただいたお花の写真をアップさせてください。どうしても残したいのです。

皆さんからいただいたお花  皆さんからいただいたお花

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ミエザホール「はじまりの、音楽」 オープニングコンサートおめでとうございます。
分倍河原駅前のミエザホールは、京王線特急で新宿から約25分、以外に近い! 南武線で立川駅や武蔵小杉駅からも一本で来られる。初めて下車した感想です。
橋口瑞恵さんと水月恵美子さんの息がぴったり、ヴァイオリンとピアノの情熱的な演奏にふんわりと包まれた気持ちになり、至福の時間でした。
そして、ピアノが何ともいえず素敵な音で、ピアノソロも聴きたくなりました。
素晴らしい空間を創ってくださって、ありがとうございます。

ミエザホール オープニング、おめでとうございます。分倍河原駅の目と鼻の先に出来上がった素晴らしい洞窟(オーナーの言)・ミエザホールの建物、質素でいて何となく落ちついた雰囲気のこの建物。これから末永くこの地域・社会の人たちの集いの場になっていくのか、としばし立ち止まり感慨にふけったオープニング当日でした。オープニングコンサート、橋口瑞恵さんと水木恵美子さんの名コンビによる「はじまりの、音楽」が真新しい空間で産声をあげました。感動的な一瞬でした。スタインウェイを奏でる水木さんの伴奏に合わせ、橋口瑞恵さん独特のバイオリンの音色が奏でられ、素晴らしい音の世界に引き込まれていきました。それにしてもバイオリニスト橋口瑞恵さんの暗譜力(!失礼)のすごさには感心させられる。彼女のハードディスクのアビリティー、キャパシティーは如何ほどなのか、と。なんとピアノパートも全て暗譜しているそうな!何曲も、そして1時間以上にわたる演奏すべてを、暗譜で演奏されているのですから… バイオリンもさることながら、その超人技の暗譜力も不思議でならない。ペンネーム アレックス

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