変更のご案内です。申し訳ありませんが、先日「次にお会いするのは1月」と、ブログの末尾でご案内しましたが、諸事情によりこの公演を初夏あたりへと延期することになりました。来年のハッシーの演奏開始時期が変更になります。来年の初演日程が確定しましたら、またこのブログでお知らせいたします!

今回は、お客さんが凄かったです。凄かったというのは、皆さんが前のめりに、あるいは腕組みをして時々唸るのが聞こえるような聴き方をしていらっしゃったこと。拍手の際には、ほぼ椅子の上で飛び跳ねている状態で力いっぱい拍手を送って下さる方々も!皆さん、目を星のように輝かせ、満面の笑顔で。こちらも一生懸命に音楽を伝えさせていただきましたが、お客さまもまた、もの凄く気持ちを伝えてくださいました。音楽の力も凄いけど、人の心からの笑顔の力も凄い。と、本番中に思いました(笑)。近いこと、演者、聴き手の区別なく一体になれることは、ミエザホールの良さでもあります。おかげさまで本当に楽しく、デュオもトリオも力いっぱい演奏できました。ありがとうございました!
何か、この演奏会を出会いと再会を喜び合い、新たなより充実した関係をスタートさせる場に出来た。それも、演奏を通して一人とではなく、いらしてくださった色々な方々と。そんな実感を持つことが出来た本番でした。
赤坂のホテルから、フランス人のマヨさんたちは、自力で電車を乗り継いで、分倍河原駅までいらして下さいました。まずそのことにビックリ。さすが。そうですよね、世界中を年中移動しながら仕事なさっているんだから、東京の電車くらい、平気なんですね。私なんていまだにうまく乗れないのですが。
終演後、マヨさんは大興奮で「楽しかった!君は本当にアーティストなんだね。音楽は大胆で、繊細で、計算されていて、でもとても自然で、あったかくて、スリリングだ!本当に素晴らしい演奏をありがとう。トリオも、とてもいいアンサンブル。バランスが凄くいいし、解釈も素晴らしかった。」と、ギュウギュウ抱きしめてくださいました。その後の夕食ではさらにご機嫌で、息子さんも含め、彼ら自身の生活の事、忙しすぎる仕事の事、家族の事、将来の夢を語り合い、「東京最後の夜をこんな風に過ごせて、本当にラッキー。最後の夜っていうのは、特別なものだからね。やっぱり仕事ではなく、友達と過ごしたい。次に来る時はもう少しプライベートな時間もとれるようにスケジュールを組んで、また君のところに遊びに来たい。この街もすごく好きだよ。こんな風に計画してくれて、本当にありがとう。」とおっしゃっていました。別れ際には「東京にベストフレンドが出来たと思ってもいいかい?」と照れながら、でもとても嬉しそうに、ほっぺたにキスしてくださいました。ベストフレンドだなんて、光栄の至り!こちらこそ、お願いしたいです。とってもとっても、嬉しかったです!
そうそう。今回のコンサートには、マヨさんのおすすめで、弦楽雑誌「サラサーテ」の社長さんもいらしてくださいました。「大公」トリオの演奏後に彼の方を見ると、笑い出さんばかりの満面の笑顔で拍手をくださっていて、ホッといたしました。
さて、コンサートの前日からコアラ君が体調を崩し、前日の夜はあまり眠れなかったことと、昨日コアラ君はそのまま熱を出し(でも家族揃う日が他にしばらく無かったので、芋ほりはしました)、終わってしまったコンサートから少し意識が離れてしまい、音楽そのものに対しての文章ではなかったことをお許しください。
実は、本番が終わると、翌日はともかく、二日も経つと完全に演奏会で演奏した音楽は過去のこととなり、もう次の事しか考えられないたちなのです。これでもそうとう頑張ってご報告しているのです。でも、皆さんからいただいた、楽しい幸せな気持ちは、きちんと今も持続していますよ!
次にコンサートでお会いするのは来年の1月になると思います。来年は新しい、素晴らしい共演者たちが次々に皆さんの前に現れます。どうぞ楽しみになさっていてくださいね!

可愛いお土産年に何か月も自国を離れ、息子さんやアシスタントさんと世界各地を移動していらっしゃるSAVAREZのマヨさん。荷物だってできるだけ無駄を省きたいでしょうに、来日の際には毎回何か私のために、ご自分で選んだ、心のこもったお土産を持って来て下さいます。今回はパリ市内のモンマルトルにあるキャバレー、ムーランルージュのテーブルウェアである、とってもコケティッシュなコーヒーカップとソーサー、そして「これ、ミエザホールの雛形チラシの真ん中の透かし模様に似てるでしょう?僕はあれが好き。だからなんだ。これを。」と、蝶のペンダントを選んだ理由をお話し下さいました。

芋ほり今年最後のコンサートを終えたらしよう。とずっと思っていたこと。屋上で育てたサツマイモの収穫を今日、しました。初めて自分の手で力いっぱい蔓を引っ張り、土を探り、お芋が出てくる度に歓声をあげたコアラ君。山盛りのお芋さんにご満悦で、ラストはお芋に頬ずりまでしておりました。暑くて雨の降らなかった夏、サボらず、頑張って毎日「お芋さんにごはん。」と言ってはせっせと水やりに励んだコアラ君、今度は君がお芋さんに食べさせてもらう番だね。

せっかくなので、11月5日のコンサートを前に、ミエザホールでは初めてのクリスマスの飾りつけをしました。こちらをオープンした際に、お祝いの大きなお花をいけて下さった高橋由美さんが、玄関周りを素敵に飾り付けて下さいました。由美さんのアイデアでコアラ君と私は、シンボルツリーのオリーブの木に、真っ赤なリンゴとリボン、それに松ぼっくりを飾りつけさせてもらいました。左側の大きなクリスマスのオブジェと奥のリースは由美さんの力作。
飾りつけはとっても楽しかったです。左手の白く彩色した三つまたとポインセチア、それにリースは生命力が溢れ、オリーブの木は可愛い仕上がりになりました。道行く皆さんが「とっても可愛い」「ちょっとしたことで、こんなに素敵になるのねぇ。」「アイデアねぇ。」「早くいけないとポインセチアが枯れちゃうわよ」とか「これ、本当に実が成ってるの?」なんて声をかけて行かれました。
玄関とは違う色合いのリンゴと松ぼっくりを由美さんが置いて行って下さったので、自宅のウッドデッキにあるファットアルバートにも、一人でリンゴと松ぼっくりを飾りました。
ぜひ、見て行って下さいね。由美さん、本当にありがとうございました。

季節を先取り季節を先取り

昨日は午前中は生徒さんたちのレッスン、午後は九段下の弦楽器フェア、その後夜はトリオのリハーサルという、なかなかに怒涛の一日でした。弦楽器フェアでは、昨年、ホールの落成祝いとして私にご自身の作品であるヴァイオリン(イーハ・デ‣アライ)をご寄贈下さった荒井さんの新作と、阿佐ヶ谷在住時代に飲み友達だったフィリップ・クイケンさん(バロックヴァイオリンの巨匠、シギスバルト・クイケンさんの甥)の新作を試奏させて頂きました。両氏とも、いつもの個性のみならず、毎年新しいエッセンスを加えて作品を発表していらっしゃるので、色々と刺激を頂けます。職人さんと貴重な意見交換、情報交換も出来るし、年に一度のご挨拶も出来る、私にとってはそんな場です。試奏にいらっしゃっているお客さんは、演奏の技術レベルが年々上がって来ているように感じます。一方で、しゃにむに弾きまくる人は減っている傾向ですね。やはり、あの音環境で、新しい楽器でガンガン弾いていると、腰に来ますもんね。
フェアから戻ると20分ほどの空き時間にパンをむしゃむしゃ食べて、リハーサル前の夕食。こんな日は仕方ないですね。そして、リハーサル中にはこんな会話がありました。
「水月さん、横溝さん、私、みんな名前をアルファベットにするとMIZが含まれてるんですよね。」とハッシー。
「あ!本当だ。凄いですね。なかなかこんなに揃うこと無いですよね。」と横溝さん。
「しかもミエザにもMIZ入ってますしね。」と水月さん。
「私、実は心の中では勝手にこのトリオのこと、MIZトリオって呼んでるんです。」とハッシー。
すると間髪入れず「それいいですね!じゃあこれからはその名前で行きましょう!」と横溝さん。異存無しでニコニコとうなづいて下さる水月さん。
たった1分ほどの会話で、トリオの名前と、トリオ結成が決定いたしました(笑)!皆さんノリノリで、本当にありがたいです。トリオをやりはじめて、10年ほど一緒にやって来ている水月さんの、知らなかった新たな一面や魅力を見つけたりもしていて、本当に楽しいです。多少、音関係の綱引きも生じていて、それもまたそれぞれの立場や考え方が分かって興味深いです。新たな勉強の機会を頂きました。5日は、楽しみに聴きにいらしてくださいね!
さて、少し前のブログで触れましたコアラ君の入園テストは無事に11月1日に終わりまして、合格いたしました。落ちる子供は限りなく0に近いテストなので、準備段階でも合格発表を見に行く時も、まったく緊張の場面は無かったのですが、やはり小さいなりに一人でテストを乗り越えたコアラ君は「おにいちゃんになった。」と自信をつけたようですし、合格通知書の「合格」の文字は、親にとっては(笑)無条件に嬉しいものだと知りました。
このところ、イベント続きです。5日までもう少し、集中力を切らさないように頑張ります。皆さんも寒くなってきたので、体にお気をつけて!

昨日、あらたにご予約頂きましたので、公演ラインナップ(12月、3月)に予定を追加いたしました。来年の3月は、26日から29、30日、4月6日と、文字通り、公演がメジロ押しとなります。全てが素敵な演奏会になりますよう、しっかりサポートしていきたいと思います!

ニワトリのぬいぐるみコアラ君といつもの公園に向かう途中、時々道路でおばさんたちがフリーマーケットを開いています。いつもは服や食器ばかりなので、足を止めたことはなかったのですが、そこに今日はなぜか、大きなニワトリのぬいぐるみが。なんだかものすご~く心惹かれたものの、とりあえずスルー。「帰りもまだ居たら、運命の出会いだけどね。」と、呟きながら。
さて帰り道、、いましたいました。大きなニワトリ。しっかり私の方を見ています。目をそらして今度も一度は前を通り過ぎたものの、どうしても我慢できずに引き返しました。「コアラ君、お母さんあのニワトリ買ってもいい?」ぬいぐるみなど買ったことの無い母ちゃんの言葉に、しばらくポカンと私の顔を見ていたコアラ君ですが、やがて「いいよ。アップ(ぼく)もあのニワトリふち(好き)よ。」と快く許してくれました。
100円なり。けっこう大きいです。でも、野性的な毛並みの、なんか味のある子。癒されるわ~!「クリーニング済みだから、お布団に入れても大丈夫だからね。」と言いながらおばちゃんが袋にいれてくれました。

出演者の皆さま、スタッフの皆さま、今日は本当にお疲れさまでした!ミエザホールが微力ながら、お役に立てていれば幸いです。
足を運んで下さったお客さまがた、楽しんで頂けたのでしたら、幸いです。最後は座席が足りず、立ち見&ホールの木戸を開け放すことになり、また、キャパの問題から入場出来なかったお客さまもいらっしゃったようで、申し訳ありませんでした。
今日ご来場下さったすべての皆さまと、またいつかお目にかかれることを願っております。

料理が大好きで、母から「音楽より才能あるかも。」と言われたこともあるハッシー(笑)。レシピは持たず、常に気分で創作料理が自分流なのですが、昨日の昼は、久しぶりに、、というか記憶に無いくらい激マズの料理を作ってしまいました。
材料は豚のスペアリブ、ダイストマト缶、水、塩、タイム。ここまでは良かったのです。これに、大豆の水煮、輪切りの玉ねぎを加えて煮込めば、美味しいトマト煮込みが出来るはずだったのですが、大豆と玉ねぎを投入する前にふと目にしたのが、スパイスラックの片隅に置かれたカカオマス。
少しご説明しますと、メキシコには「モレ」というチキンのチョコレート煮込みの料理があります。これが不思議とまったく甘さが無く、チョコレートはまったりとした深い味わいで塩味のソースになり、チキンとのコンビネーションも抜群。子供の頃、メキシコ人のおばちゃんに作ってもらって、最初は「チョコレートが食事に?」と気持ちが悪くて食べることを躊躇したのですが、作ってもらった以上、食べないわけにはいかない。と、恐る恐る食べてみると、あっという間にその味の虜になり、長い年月を経ても記憶に残る美味しい料理になりました。
「モレ」を食べたのは、つい最近までその時が最初で最後。しかし、3年ほど前に、「モレ」の話をした友達から、「モレ」を出しているレストランがあるよ、と教えてもらい、食べに行ったことがあります。そのお味は、まぁ「民族料理」と割り切れば、美味しいと言えなくもない。というくらいのもので、なんとなくチョコレートのお菓子的な風味から離れられず、メキシコ人のおばちゃんの「モレ」とは別ものの、どこか違和感のある味でした。その頃から、いつか自分で「モレ」を作ってみたいと思うようになりました。
前置きが長くなりましたが、そんな気持ちから、甘さの無いカカオマスを、いつか「モレ」に使ってみようと買っておいたのですが、それが視界の端っこに入ったわけです。「鳥と豚は違うけど、ソースとしてはどちらにも使えるはず。モレを試すなら今だ。」と、瞬間的に思ってしまった私は、迷わずカカオマスを料理に投入。
その瞬間!この世のものとは思えない異様な香りが台所に立ち込めはじめました。色は美味しそう。しかし、混ぜながら「これは絶対にヤバい。」と、マズさへの確信は高まるばかり。勇気を出して味見をすると、、「!!???!」「これは悪魔の食べ物だ。」と思わず呟きました。マズさのパニックから回復するのに少し時間を費やしたあと、気持ちを落ち着かせてしばらく考えました。「ソースとかケチャップを入れたら?」味を知らない家族に呑気にすすめられましたが、そんなことで消えるような生ぬるいマズさではありません。むしろ、マズさのコクが倍増しそうに思えました。「この食べものを救うには、汁を全て捨てるしかない。」平時なら絶対に出さない結論。食材や出汁を捨てるなんて!絶対に出来ない私ですが、この魔のソースだけは別。食べたら間違いなく体調を崩します(笑)。
やはりもったいなくて、最初は遠慮がちにソースを捨て、水を加えて温めました。味見をしてみると、「!!」まだ悪魔は去っていませんでした。再び水分を捨て、ザルの上で豚肉をしっかり水洗うと、ようやくなんとか食べられるところまで持って来られましたが、なんとも形容しがたい独特の香りは最後まで消えませんでした。悪魔的食事は回避できたものの、とても美味しいとは言えず、そんな料理の体積を増やしたくはなかったので、結局、大豆は足しませんでした。
その味見のおかげで、私は数時間、頭痛に悩まされました。恐ろしい液体でした。あれを混ぜていた数分、間違いなく私は魔女になっていました。二度と作りません。
誰もやらないと思いますが、絶対に!!真似しないでください。悪魔があなたの食卓に降りてきます、、、